2006年12月07日

恋から愛へ第27話(しびれ)

「お前たち付き合いだして何ヶ月?早すぎねーか!」と彼女の父。
「3ヶ月とちょっとです・・・。しかし、結婚を前提にお付き合いさせていただいていたので・・・。」なんとも説明と言うか言い訳のような返答でした。
それでも彼パパは一向に許してはくれませんでした。

(私の心の中の言葉)
「どうしたら結婚を許してもらえるのだろう・・・。」
「駆け落ちか・・・。いやいや、ここはなんとしても説得せねば」

どこからか漲る力が湧いて来た。これが愛の力?

4時間が経った頃、私は強い口調でこう言った。

「娘さんとおなかの中の赤ちゃんは、僕じゃなきゃ幸せにはできないと思います。お父さんは何が不満なんですか!!!」眠れる獅子が目覚めたような強い口調でした。

「そんな事を言ったって・・・。早いんじゃない?付き合って3ヶ月で子供だなんて・・・。」

「期間だけの問題ですか。僕は付き合ってきた内容だと思うんですが!!」

そういうと彼女の父は怯んだのです。
「・・・・・・」
10分ほど無言の時間が経ち、彼女の父がこう言った。

「あっちゃんはどうなんだ。」(あっちゃんとは彼女の名前)

「私は、この人と結婚したい・・・。どうして許してくれないの・・・。」

4時間、無言のまま話のいきさつを見ていた彼女が、こらえていた涙を雪解け水のように流していた。
「だっておまえ・・・・。」あっちゃんの涙を見て勢いを失った父君。
「いい加減いいでしょ。お父さんだって昔に、私と駆け落ちして結婚したんでしょ。男らしく認めなさい!!!!!!!!!」

彼女のお母さんの一言。

これがボクシングでいう、とどめのアッパーパンチといったところだろうか。
その一言で・・・

「わかった。判ったから、足くずしなさい。」
「母さん。居酒屋でも行くか?もちろんお前たちも付き合うよな。」

娘の結婚と孫ができる事を、最終的に納得してくれたのです。
その彼女の父の顔は一人っ子の娘が嫁いでいく寂しさを、こらえていた。

5時間正座を続けたけていた私は、その後30分間足の感覚はなく動くこともできなかった。

私は感動と足の痺れで異様な涙を流していたのを、今でも鮮明に覚えています。
<次回に続く>

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